堕落論

2019年3月14日 日常
・村上春樹程度が文学なら、今年は総選挙をやらないらしいどこぞの学芸会集団だってアーティスト/ミュージシャンである。文学作品と文芸作品をごっちゃにしてはいけない(戒め)。



・自称映画好きが高確率で名前を挙げるショーシャンクやグリーンマイルでお馴染みのS・キングとフランク・ダラボンコンビのミスト。主演に見覚えあるなーと思ったらパニッシャーのトーマス・ジェーンだった。

途中でオチが読め出してくるシックスセンスよりはよっぽど衝撃の結末なのは確か。

スーパーを脱出して以降、謎の生物に襲われる気配がないのに心中を選択してしまうのがオチのやるせなさと後味の悪さを引き立たせる。

胸糞や絶望や悲惨というより、最後の最後の、当人たちにとっての次善策が完全に裏目に出てしまう失意や失望や悲壮感や鬱感を味わう映画だと感じた。

また、そうした感情を惹起させるのに大きく貢献しているのが音楽。やはり映画芸術というのはかくあるべしというお手本のような出来。ネガティヴな感動という矛盾の余韻が心にのしかかる。

なお来週は謎の生物にシュワがピタゴラスイッチで挑む例のアレが遂に。冒頭の腕相撲は映画史に残る屈指の名シーンである。





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