昨日深夜、ホントーにたまたまテレビつけたらhydeが誘惑を、TERUがHONEYを歌っていた。何だこれ。

ゆとり世代にもわかるように説明するなら、これはトヨタとベンツが合併したようなもんだろうか。

りゆしーがリア厨の頃が、間違いなくグレイとラルクの両バンドの最盛期であり、その上、今となっては涙が出るほど懐かしいラジアンリミテッドのリスナーだったこともあって、この2バンドに対してはそれなり以上に思い入れがあったりする。

特にHONEYと誘惑は、当時の男子中高生にとっては君が代以上に必須教養であり、ラルク派とグレイ派の不毛な争いをB’z派の俺が遠巻きに眺めていたのも今となってはいい思い出。

往時の音楽シーンを振り返ると、90年代前半はビーイング勢がチャートを荒らして、中盤あたりから小室率いるエイベックス勢がしゃしゃり出てくるようになって、後半の天下を取ったのがこの2バンドであり、当時のバンドブームを牽引したのであった。

BOOWYやXから受け継がれた(ビジュアル面も強化された)ロックの遺伝子はグレイやらルナシーやらラルクやらシャムシェイドやらを経由して、最近だとジャンヌあたりに落ち着いたように思える。一方、その影ではラクリマやらファナティッククライシスやらD-SHADEやらディルアングレイやらピエロやらに発現した劣性遺伝子が昨今のガゼットやらナイトメアといった奇形をうみだしたことも記憶に新しい。いや、俺はラクリマはわりと好きだったが。

さらに、こうしたロックはエモだのメロだのスカだの青春だのガレージだのといった一連のパンクブームにその座を明け渡し、21世紀になると、インディーズ発のモン8のアルバムが200万枚以上売れるだとか、沖縄の方から怪しげな6人組のバンドが出てきて調子こくだとか、正直目も当てられない状況が続いて現在のエルレの成功に至るわけである。

さらにさらにその一方で、フロウやらバンプやらアジカンやらレミオロメンやらがそれまでとは違う新しいバンド像を提示し、これがフジファブリックだのキャプテンストライダムだのジャパハリネットだのといった小粒どもの群雄割拠に一役買うことになるのだった。

この調子であと10万字は書けそうなのだが、キリが無いのでこの辺で。

コメント

nophoto
22
2008年3月12日2:59

これからはTRIPLANEかな?

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索