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2005年4月26日
「物理学は本質的に直感的で具体的な科学だ。数学は現象を支配する法則を表現する手段にすぎない。」とは、M・グロスマンの助力を得て一般相対性理論を完成させたアインシュタインの弁。

高木貞治(類体論)や朝永振一郎(くりこみ理論)、湯川秀樹(中間子理論)に寺田寅彦(ラウエ斑点)。彼らは科学者として超一流だっただけでなく、随筆を書かせてもべらぼうに凄かった。細やかな観察眼と豊富な知識に裏打ちされた緻密で深遠、情緒的・詩的で且つ示唆に富む筆致。これくらいの文章を仕上げることのできるやつが今の日本に果たしているだろうか。多分いない。いや、いるわきゃない。それくらい凄かった。

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