ピューと吹くJAGUAR

お前の感じている感情は精神的病気の一種だ(挨拶)

車好きにとって1988年のバーミンガム・モーターショーは忘れられない。XJ220がそこで鮮烈なデビューを飾ったからだ。

XJR11をベースにデチューンされたこの車はれっきとしたロードカー、つまり市販車なのだ。ミドシップにマウントされるエンジンは3.5リッターV型6気筒DOHCのツインターボユニット。最高出力550ps、最大トルク65kgm、最高速は脅威の340km。これでいて車重は僅かに1300kg程度。インテリアにはJAGUARお馴染みのコノリー社製レザーがふんだんに用いられている。

この車、価格はなんと2000万円である。

予約金だけで。

実際の車両価格は7000万円。マイバッハやコンティネンタルやヴァンテージでも後塵に回らざるを得ない、クラス最強の高級車である。これに太刀打ち出来る市販車はマクラーレンF1くらいなもんだろうな。

そーいや、ASTON MARTINもJAGUARもFord傘下だっけ。